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集合住宅・ビルこんな症状に悩まされていませんか?

築10年を過ぎたあたりから、目地の劣化や・ひび割れ・カビコケ等少しずつ目立つようになります。人間と一緒で経年には逆らえません。ここでは集合住宅・ビルに良くある「劣化症状」の説明と対応策のアドバイスを致します。





















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外壁にヒビ割れ(クラック)がある

クラックを放置すると、大気中の炭酸ガスや水の浸入によりコンクリートの中性化を促進させます。中性化が鉄筋まで及ぶと、鉄が錆びて膨張してコンクリートを押し出す「爆裂現象」を引き起こします。

ヒビ割れ(クラック)の原因

地震等、建物に加わる外力によるものです。 コンクリートの乾燥時や季節で異なる温度乾湿の差によって 起こる体積収縮等の要因により発生するものと考えられます。


要点と対策

0.5mm以上のクラックは、エポキシ樹脂注入やUカット処理による補修が必要です。0.5mm未満のものはコークボンドやフィラー等のすり込みにて処理します。

1,Uカット工法

①大きなひび割れ幅(0.5㎜以上)は電動カッターでクラック幅を中心にUカット処理(幅10㎜深さ10㎜)を行い溝内を清掃します。
②シーリング用プライマーを塗布した後、シーリング材を充填します。
③硬化乾燥後その段差をポリマーセメントまたはカチオンフィラー(カチオン系フィラー)で面調整を行います。


2,低圧エポキシ樹脂注入工法

①電動ドリル(φ5㎜)で(250~300mmの間隔、20mm以上)、コンクリートに達するまで注入孔をあけ、圧縮空気などを吹付けてコンクリート粉末を清掃します。
②注入孔位置に注入台座をシール材で取り付ける。
③ひび割れ部に幅30mm、厚さ2mm程度に2液形シーリング材を塗付してシールする。
④手動あるいは自動式低圧ポンプもしくは注入器具でエポキシ樹脂を注入します。
⑤注入したエポキシ樹脂が硬化するまで注入器具を取り付けたままの状態で硬化養生を行なう。
⑥注入器具及びシール材を皮スキ、ディスクサンダー等で除去し、仕上を行なう。




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コンクリートの押し出し(爆裂)

クラックなどから雨水が浸入して躯体内の鉄筋に錆が生じた結果、膨張してコンクリートが躯体内部から外へ押し出された状態。重度の場合は、コンクリートが欠落して内部鉄筋が露出した状態となる。鉄筋コンクリート以外にも、ALCによるボルト穴からの爆裂現象もあります。

コンクリートの押し出し(爆裂)原因

クラック(ひび割れ)等から雨水や炭酸ガスが躯体内に浸入して、コンクリート中性化が促進される。躯体内の鉄筋に錆が発生、発錆により鉄筋の体積が膨張して鉄筋周辺のコンクリート片が押し出される。


要点と対策

押出されたコンクリートを削り取り、露出鉄筋の防錆処理後、エポキシ樹脂モルタルで成型します。クラック追従性を考慮した改修仕様の選定、防水施工箇所の見直し等が求められます。

①コンクリート内部から錆汁が流れていたり、鉄筋が腐食、膨張し、コンクリートが浮いている箇所及び既に剥がれて鉄筋が露出している箇所を打検ハンマーで調査します。
②補修箇所をラッカースプレーでマーキングし、場所や面積を図面に明示します。
③補修箇所をハンマー等でハツリ落とし、鉄筋を露出させ、ワイヤーブラシ等でサビ落としを行い清掃します。
④鉄筋部分に、ハイポン20デクロ(特殊エポキシ樹脂錆止め塗料)などの塗布により防錆処理を行う。
⑤欠損部への埋め戻しは、エポキシ樹脂モルタルをコテで塗布します。
⑥補修後の下地調整は、カチオンフィラー(カチオン系フィラー)をローラー塗装し面調整を行います。


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エフロレッセンス(白華現象)

クラックや裂け目への雨水などの侵入により、コンクリート内の炭酸カルシウムが流出して、白く跡になる現象。白い結晶状の物質が付着。

エフロレッセンスの原因

コンクリート内のアルカリ成分などの炭酸カルシウムが、がクラックなどのひび割れに添って水分と共に流出し結晶化したもので上階やクラック等からの漏水が原因。


要点と対策

そのまま放置するとひび割れが大きくなって建物に水が入りやすくなっていきます。建物への水の滲入は建物の劣化を進めますので、漏水原因となっている箇所の防水工事やクラック補修。ピンニング工法(エポキシ樹脂低圧注入)による処置をして、早急に対策をしたほうが良いでしょう!

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塗膜剥離・浮き

塗膜の密着不良により浮きや剥離が発生している状態。 素材の保護機能の低下が考えられます。

塗膜剥離・浮きの原因

紫外線などの経年劣化による付着低下や雨水等の水分の影響が考えられます。


要点と対策

塗装前に塗膜内にたまった水分が塗膜の外へ蒸発しようとする力によって起きてしまいます。そのままにすると塗料が剥がれてしまうので、浮き部など密着不良箇所及び剥離箇所周辺の脆弱塗膜を完全に除去し、パターン回復後塗装します。大きくなる前に早めにご相談ください。

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チョーキング

塗膜の初期劣化状態をさします。素地の保護機能が失われつつある状態です。耐久性的には緊急な問題ではありませんが、外壁塗装をする時期の目安と言われています。

チョーキングの原因

紫外線・気温・雨水などが長時間作用して、塗膜表面の樹脂や顔料が劣化し、 主として白色の粉化物が表層に付着します。


要点と対策

塗装による素地の保護機能と美観の回復が必要です。改修時には塗膜密着不良防止の為、チョーキング層を除去した後、耐候性を考慮した仕様による塗装を実施します。

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鉄部錆・腐食

錆は、空気に触れた金属の表面に生ずる酸化物です。また、錆が酸素や水分などと酸化還元反応をおこし、更に進行したものが腐食です。特に腐食まで進むと表面に凹凸が出来て反応面積が増大するため、加速度的に進行します。 鉄の赤錆・黒錆、銅の緑青、スズやアルミニウムの白錆など。

鉄部錆・腐食の原因

要点と対策

下地補修(鉄部面の下地処理方法)

①劣化塗膜の除去
劣化塗膜(浮き、ワレ、ハガレ、フクレ)はケレン工具を用いて、入念に除去します。活膜は残してよい。

②錆の除去
鉄部の塗装では最も重要な工程です。錆を残したまま塗装したのでは、いかに良い塗料を使用しても期待通りの性能寿命が 発揮できません。部位によっては異なりますが、ワイヤーブラシ、サンドペーパー による手ケレンや電動工具により錆を十分に除去します。

③清 浄
全面に軽くサンドペーパーを当てウエス等で拭き取ります。ほこり、汚れなど付着物を残したまま塗装しますと密着性が低下します。早急に補修をしましょう。

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タイル浮き

コンクリート躯体とタイル張り仕上げなどの仕上げ層との隙間(浮き)をいいます。浮きは外壁の剥落に繋がる危険度の高い要因になります。

タイル浮きの原因

経年劣化や外的要因(①温度差による②地震などの外力による③湿度による④凍結融解による⑤鉄筋の被り厚さ不足⑥施工不良叉は建物の不同沈下)など。

要点と対策

『ひび割れ部』

樹脂注入工法: ひび割れ部に対しシリンダーを用いてエポキシ樹脂を低圧注入し、接着固定により雨水の浸入を防止する工法。(躯体のひび割れ幅が0.3mm~1.0mmで挙動が比較的少ない場合)。

Uカットシール材充填工法:
ひび割れ部に対しディスクサンダーなどでU型溝を設け、シーリング材などを充填して表面をモルタル仕上する工法。(躯体のひび割れ幅が1.0mm以上で挙動が予想される場合)。

埋め戻し工法:
錆汁の流出箇所などを除去し、腐食した鉄筋の防錆処理の上、その部分を埋め戻してタイルを張替え修復する工法。

※磁器タイルのひび割幅が0.2mm以上の場合は雨水が浸入する可能性があり、大規模修繕工事の際の仕様では一般的に貼り替えを行っています。また、微細なクラックでも今後幅が拡大する可能性も有り、場合によってはひび割れた磁器タイルを全面的に張り替える場合も有ります。

『欠損部』

充填工法:タイル陶片が欠損している下地を清掃してプライマーを塗布し、ポリマーセメントや軽量エポキシ樹脂モルタルを充填する。

張替え工法:
欠損部に対してポリマーセメントモルタルやタイル用エポキシ樹脂低圧注入を充填したり、鉄筋や手摺などの埋設部分が腐食膨張により欠損している部分に対し、防錆処理後に同上の材料を充填して修復する。

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生物汚染(カビコケ)

カビとは微生物の集落に似た様子に見られるものをいいます。コケとは - 名称 コケ植物・コケ類・蘚苔類 コケの根は壁面に張り付くためのものなので、根っこで水分や栄養を吸い取る力はほとんど無く、体の表面で空気中の水分や 栄養を吸収し光合成をして成長します。

藻やカビが生える原因

要点と対策

カビや藻自体は直ちに家を劣化させるようなことはありません。ただ、藻やカビが生えると塗膜を餌に拡大していきます。また見た目も悪く、不潔な印象をも与えてしまいます。広がらないうちに早めに対策をしましょう。

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屋上・屋根劣化

毎日紫外線や雨にさらされ続けて屋上・屋根の劣化は進みます。屋根材にはアスファルトシングル(屋根葺材の一種。フェルト類にアスファルトを浸透させ、表面を砂粒で着色した軽量なもの。)・折半・スレート・瓦・トタン・ガルバ他があります。屋上防水材にはアスファルト防水・ゴムシート防水・ビニール系シート防水・ウレタン塗膜防水などがあります。

屋上・屋根劣化の原因

紫外線・気温・雨水などが長時間作用して、塗膜表面の樹脂やシートが劣化し、雨漏りの原因になります。

要点と対策

防水の改修は漏水に至る前に行なうことが理想的です。しかし漏水が進行してから対策を講じるのが実状であり、防水機能を満たすためには含水分の処置、下地の動きに対する防水材の追従性、既設防水層および押え層の処置をクリアする必要があります。

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シーリング劣化

外壁コンクリートを打ち込む際の打ち継ぎ部分の継ぎ目や、サッシ等の建具とコンクリートとの隙間から雨水等が入り込まないように、柔軟性のあるシーリング材を詰め込むことです。 経年劣化で、ひび割れ、収縮によるすき間などで雨水の侵入を容易にします。

シーリング劣化の原因

要点と対策

外壁のシーリング汚染を避けるために、ノンブリードのシーリング材を使用します。さらに肉厚のボリュームあるシーリングを可能にするために、2液型のシーリング材は必須です。建造物の気密性・水密性を保つために非常に重要な役割を果たすものなので、塗装修繕工事の際は打替え(打ち直し)が前提です。早めに補修を行いましょう。

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